COVID - 19

ウィズコロナ
感染予防と介護予防の両立

2019年に発生したとされる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は瞬く間に全世界に拡大し、2020年3月には世界保健機関(WHO)よりパンデミック宣言が、4月には日本政府より一度目の緊急事態宣言が発出されました。この間、高齢者の身体活動は著しく制限されることになり、受診控えや自主的な服薬中断、さらにはフレイルの進行などが確認されています。2波、3波と感染拡大が持続する中で、身体機能を維持し続けることは難しい課題となっています。感染予防には3密防止が重要ですが、介護予防(健康長寿の実現)には2活(身体活動と社会活動)が不可欠です。コロナ禍における介護予防には“3密2活”を合言葉に、適切な感染予防と充実した介護予防に努めていただきたいと思います。

なお、筑波大学介護予防研究室では、ウィズコロナ時代に、介護予防を推進する手段の一つとして「web版集いのひろば」を開設しました。よければご参加ください。

web版集いのひろば

ウィズコロナ時代に、介護予防を推進する手段の一つとして「web版集いのひろば」を開設しました。このweb版集いのひろばは、筑波大学介護予防研究室が管理・運営しているものです(年会費などの費用は不要ですが、通信費は皆様の自己負担となります。また、登録いただいたアドレスに研究協力依頼の連絡などをさせて頂く場合があります。ご了承ください)。下記より基本情報を登録頂ければ登録完了となります。

web版集いのひろばでできること

  • 登録頂いたメールアドレスに原則週に1回の頻度でメールが届きます。
  • メールに記載されてある動画(我々が作成した健康関連情報動画)のURLにアクセス頂き動画を視聴頂きます。
  • 動画の感想、コメント、近況報告等をアンケートフォームに入力頂きます。
  • 質問に対する回答やコメント紹介を翌週以降のメールで紹介します(サンプルは下記)。
  • なお、運動方法については、パンフレットや動画にて紹介しております。こちらも参考にしていただければと思います。

おわりに

COVID-19の感染拡大は、医療体制、経済、教育など様々な領域で多大なる影響を及ぼしています。その中でも、高齢者に対する影響は大きく、今後の要介護認定者数の増加が危惧されています。現時点で詳細な予測をすることは困難ですが、この影響を最小限に留めるためにも、外出機会を増やし、身体活動量を改善させることが重要です。繰り返しになりますが、高齢者に対しては、“3密2活”を合言葉に「感染予防と介護予防」に努めていただきたいと思います。