COVID-19感染拡大と高齢者
2021.04.12
COVID-19感染拡大と高齢者
COVID-19の感染拡大は、高齢者に大きな影響を及ぼしました。COVID-19の感染が確認されるようなった初期から、基礎疾患を有する高齢者では重篤化しやすいことが報道され、高齢者の活動は著しく制限されることとなりました。各地域で行われていた介護予防活動は中止、通いの場などの住民主体活動にも中止要請がなされるなど、介護予防の推進に大きな制限が設けられました。これは緊急事態宣言解除後も続いている状況にあり、「感染予防と介護予防の両立」は超高齢社会が抱えた深刻な課題となっています。
COVID-19の感染拡大により、身体活動量や社会活動量の減少が長期化することで、フレイルを発症・進展させ転倒、入院、要介護などの有害健康転帰を招きやすくなることは言うまでもありません。フレイルには、身体的要素のみならず心理・精神的要素、さらには社会的要素が含まれ、いずれの要素も日常生活の制限に影響することが知られています。そのため、フレイル対策としては、これら要素の活動レベルを引き上げることが重要視されています。
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