COVID - 19

新型コロナウイルス

2021.04.11

新型コロナウイルス

2019年に発生したとされる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は瞬く間に全世界に拡大し、2020年3月には世界保健機関(WHO)よりパンデミック宣言が、2020年4月には日本政府より一度目の緊急事態宣言が発出されました。当初、医療機関はこの新興感染症対応のために逼迫、行政機関も対応に追われるなど、国内は混乱を極めました。また、緊急事態宣言中には、教育機関は休校またはオンライン授業に、各企業では在宅ワークが推奨、食料品などの必需品を除くショッピングセンターは休業状態となるなど、我々の生活状況は一変しました。

感染経路を探る中で、密接、密集、密閉といういわゆる「3密」を回避することの重要性が報告され、感染予防のため「3密」や「stay home」という用語が頻りに用いられることとなりました。テレビ、ラジオ、新聞、インターネットなどによって、この「3密」、「stay home」という感染予防に関する用語が度々報じられたことで、我が国では爆発的な感染拡大を防ぐことに成功します。しかし、同時に感染予防は活動機会を著しく制限することとなり、緊急事態宣言中には若年世代を含む、全世代で身体活動量が減少したと考えられています。2020年5月末には緊急時代宣言も解除され、少しずつ日常を取り戻すこととなりましたが、以降も感染は留まることなく、また「新たな生活様式」の確立が求められるようになりました。

今こそ、介護予防を。

新型コロナウイルス感染症の感染予防のためには、3密を避けることが重要です。ですが、これに伴い身体活動や社会活動が制限されることで、フレイル状態を招き、要介護状態を引き寄せてしまいます。そうならないために、今できることは何か。
筑波大学介護予防研究室では、ウィズコロナ時代に、フレイル予防・介護予防を推進する手段の一つとして『web版集いの場』を開設しました。フレイル予防・介護予防のための最新情報をお届けするとともに、間接的に全国各地の参加者と交流を図ることができます。