COVID - 19

“3密2活”で感染予防と介護予防の両立

2021.04.13

“3密2活”で感染予防と介護予防の両立

コロナ禍におけるnew normal「感染予防と介護予防の両立」には、3密のみならず2活が必要です。2活とは身体活動と社会活動のことであり、感染予防を徹底しながらもこれらの活動を促進することが介護予防に重要となります。現在、命を守る活動としての感染予防は高齢者の中でも周知がなされており、喚起、密集回避、ソーシャルディスタンスの確保、マスクの着用、手洗いや手指消毒の徹底など、基本的な感染予防は広く実施されるようになりました。しかし、3密を中心としたこれら感染予防に主眼が置かれることで、2活が不十分となり、要介護化を促進する状況になっています。コロナ禍における介護予防には“3密2活”を合言葉に、適切な感染予防と充実した介護予防に努めていただきたいと思います。

また、我々はポスターやチェックリストを作成し【図6-9】、各自治体に配布するなど、通いの場開催に向けた取り組みを支援しています。

【図6】

 

【図7】

 

 

この中では8つのポイントを紹介しています【図8-9】。これで万全という内容ではありませんが、3密2活の推進に向け少しでも参考になり、動機付けの一助になれば幸いです。

【図8】

【図9】

今こそ、介護予防を。

新型コロナウイルス感染症の感染予防のためには、3密を避けることが重要です。ですが、これに伴い身体活動や社会活動が制限されることで、フレイル状態を招き、要介護状態を引き寄せてしまいます。そうならないために、今できることは何か。
筑波大学介護予防研究室では、ウィズコロナ時代に、フレイル予防・介護予防を推進する手段の一つとして『web版集いの場』を開設しました。フレイル予防・介護予防のための最新情報をお届けするとともに、間接的に全国各地の参加者と交流を図ることができます。